三島神を祀り、昔は雨乞(あまごい)の神として島民にあがめられていたという。三島神社は、最初は集落から離れた小島の見える永郷(えいごう)オソミゴシにあり、そこを「永ケ庁」と呼んでいたといわれています。 15世紀の後半ごろに、津波(噴火)で、永郷から三根・宮の平に移されました。その後、噴火により大賀郷(おおかごう)・大里(現在の優婆夷宝明神社の境内)へ移されました。この時に樫立(かしたて)・中之郷(なかのごう)・未吉(すえよし)にも分神されたのではないかと想像されています。 中之郷の三嶋神社は、地域の鎮守であり、1840(天保11)年に、御船預かりであった山下平治平(へいじべい)が、流人石工仙次郎に滝ん下の岩石を切り出して彫刻させた石宮があります(町指定文化財 )。また、金毘羅神社、招魂社、太陽の神様などさまざまな神が祀られています。 例大祭は、11月の最後の日曜日に行われています 。