ガイド選択画面に戻る

石樋普請成就摩崖碑ならびに道陸神碑

磨崖碑とは、大きな石などの表面を磨いて文字などを彫って碑にしたものです。これは、1841(天保12)年、鴨川水源の水を大賀郷(おおかごう)の水田まで運んでいた樋(とい)を石のものに直したことを記念して作られた、難工事成就の記念碑です。鴨川水源は大賀郷地域から湧き出し、三根(みつね)地域に流れるようになっていましたが、この水を途中から分水し、大賀郷地域内に流れるようにしたことで、両地域間の水争いが起こり、大量の紛争文書が残されています。同所にある道陸神の碑は、「天保十二丑正月」という記年銘があります。道祖神とか賽(さい)の神とか呼ばれるもので、道行く人を守る神様とされているます。ここは往来ではありませんが、道の片方が断崖なので、置かれたのかもしれません 。 ※周辺に散策路がございますが、道が細く、足場が不安定ですので、ご注意ください

前のページに戻る